著書紹介

ここでは、わたしがこれまでに出版した著書を紹介します。

年金「最終警告」
発売日: 2019年10月16日

日本中に激震が走った「老後は2000万円が必要」という金融庁の報告書は、残念なから全くの現実である。
そして若者や現役世代を中心に年金制度そのものに不信感が募っている。
年金の支払額に世代間格差があるのは現前たる事実であり、その財源も20年から30年後には枯渇することが予測されている。賦課方式である現在の年金制度はネズミ講と同じ仕組みであり、若者が高齢者を助けるものだが、少子高齢化により、若者の負担は増えるばかりである。
年金制度の大幅な見直しが求められている。本書はその改革への提言の書である。

内容と構成
序章 厚生労働省の「不都合な真実」
第一章 年金はいくら貰える
第二章 なぜ年金制度は危機的状況を迎えたのか
第三章 「年金は破綻する」を検証する
第四章 世代間格差を拒絶する厚生労働省
第五章 年金を立て直して豊かな老後を取り戻そう (出版社紹介文

シルバー民主主義の政治経済学
発売日:2017年11月20日

公的債務の累増により、孫の世代は祖父母の世代に比べて1億円も損をするといわれるほど、日本の世代間格差は深刻さを増している。深刻な世代間格差の原因の一つとして指摘されるのが、シルバー民主主義だ。今後も少子化、高齢化の進展が見込まれており、現在の年齢別投票率を前提とすれば、投票で示される民意も高齢化する。
シルバー民主主義が問題とされるのは、政党間の民意獲得競争を通じて、高齢化した民意が政党への圧力となるからだ。高齢者が直接要求しなくとも、政党が票目当てに意向を忖度する。この結果、政治全体が、高齢者に受益が大きく偏る現在の財政・社会保障制度の抜本的な改革に極めて後ろ向きとなり、将来世代や若い世代に負担を先送りし、社会の持続可能性の危機をもたらす。
本書は、先進国に共通の現象としてのシルバー民主主義の実態を日本のデータに基づき明らかにするもの。誕生の背景、そして解決策を、コトリコフ教授が提唱した世代会計の理論を応用したオリジナルのシミュレーションも交えて、明快に分析する。(出版社紹介文より)
自分の半径5mから日本の未来と働き方を考えてみよう会議
発売日:2016年2月6日

課題先進国ニッポンとあなたの未来
◆もう先送りできない!
適切な問題解決のその先に、個人も国も成長がある!
少子高齢化、財政再建など課題が山積する現在の状況から日本は適切な道を選び、歩んでいけるのか?
今や「数字・ファクト・ロジック」を駆使して自分の頭で考え、判断することが何より大切な時代になった。
こうした混迷の時代でも、自分の半径5mの世界から変えていくことが結局は早く世界を変えることにつながる。あなたの今後の人生や仕事を下支えする力を養う! (出版社紹介文より)
世代会計入門: 世代間格差の問題から見る日本経済論
発売日:2013年3月1日

現在大きな社会問題となっている世代間格差。それを定量的に評価する世代会計の基礎理論を、現実の経済問題に即しながら、実践を意識して解説する。(出版社紹介文より)
Matlabによるマクロ経済モデル入門
発売日:2011年9月20日

マクロ経済モデルの中でも応用範囲の広い「世代重複モデル」について、 実際にMatlabを用いて平易に解説する。(出版社紹介文より
おらほがもし100人の村だとへば―秋田県版
発売日:2009年8月
孫は祖父より1億円損をする 世代会計が示す格差・日本
発売日:2009年4月10日

高齢パワーは人口も多く選挙にも意欲的に行くので、政治は高齢者へと顔を向けている。それだけ若者には予算配分がされていない。その根拠を客観的に示す「世代会計」。将来世代に莫大な借金を押しつけないため、高齢者の我慢が国の破綻を救うとする警世の書。(出版社紹介文より)